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いつも心にはっぴーにゃんこ♪

『愛猫をもっと幸せにしてあげたい!』そのために飼い主として何ができるか、具体的に学びませんか?猫さんとの新しい暮らし方を提案する「Happy Cat」のブログです。

事態を改善するために何ができるか

      2015/08/10

こんにちは。
Happy Cat アドバイザーの坂崎清歌です。

前回の記事から続いてます。

問題となっている行動(粗相)を
「○○のせい」(認知症のせい)と
分類してみても問題は何も解決しませんよ。

というお話しの続きです。

認知症のせいかどうかは
はっきり言ってどうでもいいんです!

※病気のせいで行動の問題が生じているのであれば、
病気を治してあげることが第一にすべきことです。
ですが、認知症のせいで粗相しているとしても、
「認知症を治す」ことで粗相が止むということは
現在の獣医学では現実的でないように思います。

したんちは別荘

問題なのは、今現在、どういう状況で
その事態が生じているのか、
また、その事態を改善するために
何ができるのかー。

考えなければならないことは、
そういうことです。

どうか、どうでもいい分類作業に
一生懸命になりすぎて
事の本質を見誤らないでください。

その高齢の猫ちゃんが快適に暮らせるように、
飼い主さんがご近所と上手くやっていかれるように、
周りがサポートして具体的な方法を考え、提案する。

「認知症のせい」かどうかではなく、
今できることは何か、
状況を改善するためにどう行動するかー。

別荘で遊ぶ

猫のトレーニングを学んだことで、
そういう視点で物を見られるようになりました。

行動分析学だの学習理論だの言うと、
なんだか難しいし、
相手の行動(猫の行動)を
なんとかしようとしているように
感じる方もいるでしょうが、
そうではありません。

いつもまずは環境設定。

環境を整えることから始まります。

猫の行動を変えようとするのではなく、
このケースで、今、何ができるか、
良かったら考えてみてください。

お読みいただき、ありがとうございました。

 - 行動の問題


Comment

  • 西川 より:

    膀胱炎の子がいるのですが、症状が悪化しクッションやソファの上に粗相してしまうようになってしまいました。ですがこれも「膀胱炎のせい」とするのではなく、どうしたらいいか、環境(飼い主も含み)をどう変えていけば改善につながるか、そういった考え方をするべきと思いました。

     
    • Happy Cat より:

      難しいところですね。病気の場合はそれをしっかり治すことが第一です。
      その上で環境を整えることも大切、というように考えてもらえるといいかと思います。

       
  • ほそやじゅんこ より:

    室内で暮している猫たちは環境が全てですね。そして気付き、環境を変えられるのは飼い主だけ。できない理由を探したり、自分に都合のいい言い訳を考えるのって何も生み出さないな・・・といつも自分と戦ってます(汗)

     
  • かとうまさみ より:

    まずは環境設定!と改善に取り組んできました。まだまだとはいえ猫にとって住みやすい家になってきたと思います。外が見える場所にキャットタワーを移動しただけで登る回数がぐんと増え、鳥の姿に反応したり道行く人を見たり、成果がでたようでホッとしています。タワーの置き場所1つでここまでの変化を見てしまうとやるべきことはたくさんあるのだなと痛感します。

     
  • にしだかよ より:

    これでも駄目なら別の方法で、それでもだめならこれはどうかなと策がたてられるようになりたいですね。なので、「○○のせい」となってしまうと、いっこうにすすみませ〜ん。

     
  • さとうあいこ より:

    『どうでもいい分類作業に一生懸命になりすぎて事の本質を見誤らないでください。』の一言にとても共感です。今、その子にとって何が問題なのか、どの点を整えてあげたら問題が解決するのかが大切ですね。 診断名を付けるよりもどんな所見が出ているのかの方が、治療においては重要だよと教わってきたのと同じですね。

     
  • かおり より:

    これが行動分析学が視点かぁ!!とわくわくしながら
    読み進めました。
    考えてみましたが、まずはトイレをその子が普段過ごしている場所に増やします。
    玄関でおしっこしてしまう場所には、ペットシーツを敷いて
    傘立てなんかを置いて、トイレの場所としては、使いにくく
    またもししちゃっても、外に流れて行かないようにするかなぁ。
    あと、おしっこの臭いはあらかじめしっかり取り除いておきます。
    新しいトイレを魅力的にした上で、玄関へのドアを閉められるなら、
    猫さんの過ごす場所を少し狭めるのはどうなんでしょう?
    玄関へのドアを閉められないとしたら
    玄関に設置したトイレを、数センチずつ部屋の方へ移動していく
    そんなことしか思い浮かびませんでした。

     

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