#07 あなたの望みを猫に伝える方法を知っていますか?

前回の「褒める」コミュニケーションについてでは「猫の気持ち」を中心にお話しましたが、今回は「人間の気持ち」に重きを置いてお話していこうと思います。
言語を持たない動物とのコミュニケーションでは、何よりも観察が大切です。
しっかり観察し本当に猫の好きなもの、猫の望む事を知る。
そしてそれをうまくコントロールして提供できるようになることで、あなたの望みを猫に無理なく受け入れてもらう事が出来るようになります。


猫と一緒に生活していく中で、猫に対する様々な望みが出てくるのは当然です。
「おとなしく爪切りをさせて欲しい」「ちゃんと爪とぎを使って欲しい」「たまには膝に乗ってきて欲しい」「暴れないでキャリーバッグに入って欲しい」「車の中で鳴き続けないで欲しい」「薬をちゃんと飲んで欲しい」「ブラッシングを嫌がらないで欲しい」などなど、生活の中の望みにはきりが無いですよね。
「ああして欲しい」「こうして欲しい」「ああなって欲しい」「こうなって欲しい」とあなたが猫に望む時、それを猫にわかりやすく上手に伝える方法をあなたは知っていますか?
人間が猫に分かりやすいように上手に望みを伝えることが出来たなら、猫はストレスをそれほど感じずにこちらの望みを受け入れてくれるのではないでしょうか。
そのためには「分かりやすいように上手に望みを伝える方法」を学び、実践する(練習する)必要があります。
「学び、実践する」と言うと、なんだか大変そうですが、なんとこれが簡単に楽しく出来る方法があるのです!

それは猫とクリッカートレーニングをする事です。

クリッカートレーニングにおいて最も重要なのは、猫にとって「クリック音」=「嬉しい音」となっている事です。
それにはまず猫の好きなもの、喜ぶ事を知らなければなりません。
それをタイミング良く猫に提供する事で、猫の行動をコントロールする事が出来るようになるのがクリッカートレーニングです。
クリッカートレーニングでは主に「トリック」が出来るようにトレーニングしますが、「トリック」は副産物です。
人にとっての目的は、行動をどうやって増やすか、やって欲しい事をどうやったらやってもらえるか、など行動の原理(強化の原理)を学び、その方法を身に付ける事です。

本当の望みは「トリック」ではなく、その先にある「ハズバンダリートレーニング」なのです。
(「ハズバンダリートレーニング」は、日常のケアなどをする際の猫の負担を減らすためのトレーニングです)
「トリック」と言う、失敗しても問題の無いものを教えることで、どうやったら猫にこちらの望みを伝える事が出来るのかを実践で練習しましょう。
「猫にとって分かりやすく上手に望みを伝える方法を学び実践しよう!」という前提でクリッカートレーニングをするならば、クリッカートレーニングは、あなたにとっては実践練習の場、猫にとっては楽しいゲーム、と双方にとってとても有意義な時間になるでしょう。


猫と一緒に暮らす者として、あなたは猫の望みを知りそれを叶えてあげる事が出来き、また猫にあなたの望みを分かりやすく伝えることが出来る、そういう猫と本当のコミュニケーションの取れる飼い主になりたいと思いませんか?



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